ルアンパバーンに来て数日。
だいぶここの地理や楽しみが把握できてきた。
そもそも地方都市なんで、そんなに広い街ではなく、自転車をレンタルすればものの数分でいろんなところにいけるみたいだ。
みかんやらライチのような果物、川魚、豚や鳥の串焼き、やきそばなど屋台飯はとにかくうまい!2歳の息子は、特に福みかんのような小さなみかんと川海苔のお菓子、スイカのジュース、そしてやっぱりライスヌードルを夢中で食べまくる。
川を渡るバンブーブリッジがあるんで渡ったんだが、結構簡易なつくりで子どもなんか簡単に落ちちゃうだろうという橋。何でも自分でやりたがるお年頃なん で、絶対抱っこは嫌だと親心も知らず、自分で激流の上のガタガタの橋を渡る。大人だけなら大した橋じゃないが、2歳児を歩かせるのはインディージョーンズ の冒険並みのスリルであった。
橋向こうは、メチャクチャローカルな村。鶏が野放しにされ、機織りの女性たちを間近に見ることができた。凪も現地の子どもたちとなんとなく交流して楽しげ。
この地域にはたくさんの部族がいるらしく、ちょっとかじり聞いただけでもクムマッサージで知られるクム族、独特の華やかな衣装や民芸品で知られるモン族、 そしてラオスの過半数を占めているラオ族。メインストリートを歩いているとそういった部族の衣装やら装飾品やらマッサージをそこかしこに見ることができ る。 随分モダンで彩り豊かな蛍光色の人形があり、これは土産用に創られたものだろうと思っていたらそれもまた少数民族の飾りで、センスの良さにこれまた驚いた。
旅の前にまだ昼寝する息子に合わせてapricaの軽くてコンパクトに折りたたみできるベビーカーを購入した。実は、前にいわゆる携帯型の傘ぐらいに小型にできるものを持参したが、ずっと腕にひっかけて持つと意外と重くて持ち運びに苦労した。むしろ、このくらいの畳んでも開いても引いて押して歩けるくらいの方が楽なんじゃないかと思い、買ってみたが見事に的中。
ベビーカーは基本飛行機でも別途預け荷物として受付けてくれるので、わざわざ鞄に詰め込む必要もないし、歩いて買い物する際には荷物入れにもなってくれて便利だった。
何よりも昼寝の時間にベビーカーに入れたまま数時間、ゆっくりとカフェタイムや買い物を満喫できるのであるとないでは雲泥の違いだったであろう。
子連れで不安だったところと言えば、川遊びだ。うちは割とワイルドに自然と戯れて遊びたい方なんで、河原や山の中で遊びまくったが、メコン川に入って遊ぶのは少々怖かった。ワニとか魚というよりは、アジア圏特有の寄生虫や菌に感染する恐れがあったからだ。でも、地元の子どもは全裸で入っているし、遊んでいる外国人も多少いないでもなかったが、あまり浸かり過ぎないようには気をつけた。果たして実際はどれほど危ないものなのかはよくわからない…。